明日は恒例のセブ島草野球大会です。
僕はどっちかと言えばレクレーション派で「楽しければよし。」なんですが、
いつものように大人のみなさんが気合が入ってます。
守備練習に狩り出されて、エラーをしようもんなら「そんなんじゃまた負けるぞ!」と怒られます。
まあ、いい運動にはなるんですが(笑)
なんだか馬鹿馬鹿しいことばっかりブログに書いてますので、今日はちょっぴり真面目な話しを書こうかと思います。
父親について。
(ごく個人的なことなので、興味のない人は今日の記事は飛ばしちゃって、明後日くらいに戻ってきてください。野球のこと書くと思います。)
僕はいま33歳です。
セブ島で好き勝手なことやってますが、こんな僕にも親がいます。(当たり前か。)
父親は65歳。
僕もけっこう運動好きで健康体だとは思いますが、父はそれ以上に元気です。(笑)
話しは僕がまだ大学生だったころ。
ウィンドサーフィンという競技にどっぷり浸かってました。
学業をおろそかにして、ほぼ毎日のように海に入る生活。
楽しくて仕方なかったし、レースで負けて帰ってくれば悔しくてたまらなかった。
たくさん練習したおかげで、わりと良いセンまではいったんですよ。これでも。
大学生だったけどプロが参加するジャパンサーキットも転戦したし、クラス別とはいえ全日本でも優勝したし。
・・・でも父親は認めてくれなかったです。
まあ、あたりまえですね。
勉強させるために苦労して大学に行かせてるんだし。
「そんなのはさっさと止めてまずは学業に専念しろ。卒業してからだっていくらでもできる!」
自分自身が父親になった今となっては、当然の主張だったと思います。
僕だって同じこと言う。きっと。
そんな父親が始めて理解を示したのが大学3年(?だったかな)のとき。
当時住んでた静岡県の代表として国体(国民体育大会)に出れそうになったとき。
たぶん父親の世代では「国体」という言葉は重いのでしょう。
「そうか、がんばれよ。」と初めて応援してくれた。
(僕から言わせれば47人も参加できる大会は決して高いレベルでは無いと思うけど。)
(激戦区の神奈川とか千葉とかでは県予選で強豪が潰しあってくれるしね。)
県予選は2日間の予定。
台風の影響が残ってて、ジャンクなコンディション。
予選の1日目の第一レース。とにかくミスをしないように慎重に手堅く走る。
最初のマーク(ブイ)を回航した時点で4位。
こっから一気に追い込みをかけたんですが、結局2位でゴール。
次の第二レース。
スタートからドンと飛び出す。
バッチリだ。
そのままブッチリぎりでゴール。
第一レースで1位だった人がこのレースで2位だったから、この時点でトップタイ。
このあとは風が止んでしまい、翌日の2日目に持ち越し。
明日の2日目(最終日)も同じコンディションなら、このまま行けそうだな。と感じてました。
気にしてる親に電話で報告。
なんとかなりそうだよ。
「怪我に気をつけて明日もがんばりなさい。疲れをとるためにも早く寝るんだぞ。」
わかってるって。子供じゃないんだから。。
翌2日目。
朝から中〜微風。波は少し高め。
自分的には得意なコンディションですが、こういう時にはミスもでやすい。
一つのミスで順位は大きく下がってしまいます。
普通の大会なら2位でも銀メダル。
3位でも表彰台にあがれる。
6位までは入賞あつかいしてくれるけど、
県予選は1位以外は意味がない。
一回でもリコール(陸上で言うフライングね。)をやったらもう終わり。
とにかくミスにだけ気をつけて、それでいて思い切って走らないと。
トップ争いをしてる人はこの道○年のベテラン。
落ち着いたもんだ。
緊張とかしないのかな。
でも、その日の僕はよかった。
サッカーとかでよく言われるような「視野が広い」ってやつ。
後続をケアしながらも、しっかり風を読みきれた。
最後には腕も足もパンパンになったけど、走りきった。
2レースを消化して、1位、1位。
昨日の成績を加えても僕がトップ通過。
県の代表に決まった。(嬉しかったです。)
表彰式の前に道具の片付けをするんですが、その前に父親に連絡する。
認めてもらいたかったし、
ほめてもらいたかった。
この時に父親から言われたことを僕は今も覚えているし、たぶんこれからもずっと忘れないと思う。
決まったよ。代表になれた。
「そうか。それはよかった。で、もうお礼は言ったのか?」
?
お礼?
何のこと?
だれに?
運営のみなさん?
応援してくれた人?
「レースはひとりじゃできないだろう?
いっしょにレースをした人たちがいるだろう?
その人たちにお礼はしたのか?
今回はたまたま私が代表になれました。
みなさんの代表として本戦でも恥ずかしくないようにがんばりますので、今後もご指導をお願いします。
今日はありがとうございました。
そうお礼を言ったのか?」
正直、頭をガツンとやられた気分でした。
舞い上がってたところに冷水をかけられたよう。
そんなこと考えたこともなかった。
たかだか地方予選だぞ。
競技者だってみんな知り合いだし。
敗者にお礼をいうスポーツなんてテレビでも見たことないし。
とてもじゃないが、まだまだこの父親にはかなわない。と思いました。
あれから10年以上が経って、
僕にも子供ができて、
いま、同じことが自分の子供に言えるだろうか?
子供はそれを受け止めてくれるだろうか??(受け入れる感性を育んでいるか?)
あの時に父さんに言われたことを、いつか優人(ゆうと。僕の子の名前)に言ってあげたいと思います。
父さん。誕生日おめでとう。
ついに年金暮らしになっちゃったね。
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