今日はタイトル通りにセブ島のクライミング事情について書いてみたいと思います。
好き嫌いのハッキリ分かれるスポーツだと思います。
興味のない方はすっとばして明後日あたりにまた戻ってきてください。
さて、いわゆる「ロッククライミング」というのは総称であって、かなり大きなカテゴリです。
この中にいろいろな種類のクライミングが含まれます。
たとえばカラビナとロープを使って登っていく【リードクライミング】とか、

ハンマーのような道具を使って氷壁を登っていく【アイスクライミング】とか、

こういうのもぜんぶロッククライミングに入ります。
このカテゴリーの一つに【フリークライミング】っていうのがあります。
上のリードやアイスと違うのは道具を使わないことです。
フリークライミングはさらに3つのカテゴリに分かれてて、
【ボルダリング】と
【ロープクライミング】
【フリーソロ】って呼ばれます。
違いを説明するとですね。
【ボルダリング】 大き目の石を登る。2m〜4mくらいでそんなに高くない。ロープ(いのちづな)はなし。

【ロープクライミング】 同じく石を登るがもっと高いとこまで。失敗しても死なないようにロープ(命綱)は使う。

【フリーソロ】 同じく高いとこまで行く。ロープなし。失敗したら良くて大怪我、普通は死亡。

ロープ(命綱)は道具じゃないのか?と思うかもしれませんが、あくまで失敗したときの保険であり、ロープを使って登るのではないのでフリークライミングに含まれます。
普通はフリーソロはやりません。よほど自信のある人か、頭のおかしい人間がやることです。

よく見る、室内でデコボコした壁を登ってるのはインドアのロープクライミングかボルダリングです。
よく聞かれるのが
「ただ登ればいいってもんじゃないんですか?」とか「クライミングのなにが面白いの?」とか、
そんな質問です。
えっとですね。
説明するのがちょっと難しいんですが、、
たとえば、これが壁です。
一番うえの赤丸が着いた石まで行くことがゴールだとします。

この時に登るルートは自由でどの石を使ってもいい。ということであれば、初めての人でもファースト・トライで成功できます。
ただ登るだけなら、わりとカンタンなんですよ。
(まあ、チカラの使い方を覚えないと2〜3本登っただけで腕がパンパンに張ってしまって登れなくなりますが。)
じゃあ、今度はゴールは同じでも赤のマルが付いてる石だけしか使っちゃいけない。
というルールで登ってみるとすると・・・
(想像の中で手を動かしてみてください。)

登るのが一気に難しくなります。
使える石も限られるし、握りにくい形の石ばっかりになります。
じゃあ、これでは??

こんなふうに、おんなじ壁で同じゴールなのに難易度が変わってきます。
これが課題(グレード)です。
国によってグレードの呼び方は違うんですが、日本だと○級とか○段とか言われます。
初心者と中級者が同じ壁を登ってても、片方は10級に、もう片方は5級に挑戦してるわけです。
上級になれば使える岩が限られる分、足の置き場も考えなければいけなくなります。
登りだす前に、
「最初はここからスタートするだろ・・・、次にあそこに手をかける。で、次に進むにはあそこに足をかけたのでは次が届かないからあっちの石に指をかけて・・・」
こんな感じに、イメージが大切になってきます。
トライする。・・・登れない。
またトライする。・・・登れない。
別の動きを試す、体の角度を変える、石の握りかたを変える、足の置き方を変える、
そのうちにパワーやテクニックが上達する。
持久力がつく。呼吸法を覚える。
そして登れるようになる。
これが嬉しい!
「よっしゃあー!」ってことになる。
これこそがクライミングの「魅力」であり、「何が面白いのか?」という質問への答えなんですね。(地味だ。)
登れたら次の課題に挑戦する。
この繰り返し。
今日こそはこの前登れなかったあの課題を登るぞ。ってね。(ますます地味だ。)
じゃあね、「なんでワザワザそんな面倒な登り方をすんの?」っていう疑問もあると思います。
それはですね。じっさいに天然の石や岩にはインドアの壁ほど手足をかけられるデコボコや窪みが少ないからです。
登るのが難しい岩は表面もツルツルしていて、手足をかけられる場所も少ない。
これを制覇するために、インドアではあえて課題を設定して面倒な登り方をして技術を磨くわけですね。
手足を含めた体中の全筋肉とバランス感覚を総動員して次の一手を取りに行く。
これだけの作業なので、低いとこでやってるとすんごく地味に見えます。(笑)
次回は実際のセブ島の岩場を紹介しますね。(そのうちね)
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