ぶりさん。のコメントにもありましたし、
日本でも報道されたようですが、久しぶりにかなり強い台風でした。
セブ島の位置する中部ビサヤ地区もフェリーが転覆し、いまだ700人以上が行方不明になっています。
一刻も早い行方不明者の捜索を願うとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
毎回、毎回のことですが、台風がくると心配でなりません。
っていうか、今回は痛い目にあいました。
ウチの会社では観光客の皆さんが遊べるように海の上にステーションを浮かせてるんです。
ここでシーウォーカーとかバナナボートとか、シュノーケリングとかしてもらってます。
(エンジンのついてない船を沖に泊めてあると考えてください。)

↑こんなの。
これが流れていってしまわないか心配になります。
でもまあ、そう簡単に移動できるものではないので、金曜日の午後にはすべての機材を船から陸上に移すように指示。
船上を空にして軽くして、さらに屋根を外しておけば、大抵の風や波には耐えられます。
それで、船そのものの退去はさせなかったんです。
ここ数年は大きな台風がこなかったり、来ても進路を外れたりで油断もあったんですが。
これが裏目に出た。
金曜日の夜は悟空で熱燗を飲んで、そのあと11時頃まで店長と打ち合わせ。
来月のプロモのこととか、スタッフの給与のこととか。
帰る途中には、本格的に風が強くなってきたなぁ。なんて思ってました。
セブ-マクタン・ブリッジを越える時には強風で車がかなり煽られたし。
ま、機材は撤去して船を軽くしてあるし、
屋根を外して風通しもよくなってるから大丈夫だろう。
・・・なんて軽い気持ちでそのまま寝ちゃったんですが。
深夜1時半に電話が鳴る。
常駐させてるガードマンから。。。
「船が流されてます!」
うわぁ。来たかぁ。。
「どうしたらいいですか?!」
わかった。すぐ行く。
ってことで、暴風雨の中を懐中電灯1本と雨合羽もって海へ。
現場についてみると、確かに船がだいぶ流されてる。
当然、あたりは真っ暗。豪雨。強風。
台風のど真ん中ですからね。
スタッフも4人来ていました。
さいわい潮の引いている時間帯だったので、船は岸よりに流されてたので助かりましたが、このあと満ち潮になったらどこへ流れていってしまうかわからない。
たぶんロープが一本切れちゃってんだろう。
もう一本ロープを繋がないと危ないな。
(ちなみに、ウチの船のすぐ隣には韓国人が同じような船を係留してるんですが、それは跡形もなく無くなってた。どっかいっちゃったんですね。そのうちにどこかの島に打ち揚げられるでしょう。)
というわけで、
深夜2時。台風直撃の中を水泳大会やってきました。
ライフジャケットを着て、ロープを結びつけて流されないようにしてるとはいえ、
恐いようぅ。。。
暗いのは恐い。流されても見つからないし、距離感がつかめない。特に足のつかないとこでは。
雨は恐い。視界が効かない。なんといっても雨の「音」が恐い。
風は恐い。暗くて波が見えないのが恐い。風が波頭を砕くので海がスープ状になってる。
・・・とにかく光がほしい。
つい先日 "the guardian"っていう映画を見てなかったら、勇気が足りなかったかもしれない。

(ケビン・コスナー主演。海難救助隊のお話。荒れ狂う波の中で泳ぐ泳ぐ。)
(ちょっと影響されてた。)
なんとか100mくらいを船まで泳ぎきり、ロープを固定して帰ってくる。
帰ってくるときのほうが恐かった。(帰りは命綱がない。)
全部の作業が終わったのが3時半。
とりあえずこれで、どこかへ流れていってしまうことは無さそうだな。と、家路についたのはもう4時。
(3時間後にはもう仕事だ。まあ、どうせ中止になるだろうけど。)
帰って、シャワーを浴びてビールを1本飲む。
数時間前に「体あったまりますね〜。」とか言いながら熱燗を飲んでたのが懐かしい。
倒れるようにソファで寝込んじゃって、2時間後に起きたら、、、
子供が隣で寝てました。(朝6時半)
(今は別々に暮らしてます。週末だけ遊びに来る。)
いつ来たんだ?
どっから入ったんだ?
っていうか、どうやって来たんだ。この嵐の中?
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